診断が終わると、私たちは治療計画をご提案します。
この時間は、「この治療しかありません」とお伝えする時間ではありません。診断という見立てをもとに、その患者さんにとって現実的な選択肢をご提案し、一緒に治療の方向性を考える時間です。
結論
治療計画とは、歯科医師が決めた答えではありません。
診断という見立てをもとに、その患者さんにとって現実的で価値のある治療方法をご提案することです。
その提案をもとに、患者さんと一緒に治療のゴールを考えていきます。
子どもと大人では治療計画の考え方が異なります
子どもの矯正では、成長という限られた機会をどのように生かすかが重要になります。
そのため、私たちは成長の状況や永久歯の生え替わりを踏まえ、「今、この時期に最も価値がある」と考える治療計画を一つご提案することが多くなります。
一方、大人の矯正では、患者さんが何を重視するかによって、治療の方向性が変わることがあります。
そのため、可能であれば考え方の方向性や治療期間が異なる2〜3種類の治療計画をご提案し、それぞれの特徴をご説明した上で、一緒に治療の方向性を考えていきます。
治療計画には「考え方」があります
大人の矯正では、何を優先するかによって、治療期間も治療方法も変わることがあります。、
- できるだけ短期間で治療を終えることを重視する方法
- より理想的な見た目やかみ合わせを目指す方法
- 抜歯を避けながら改善を目指す方法
- 治療期間をかけてより高い完成度を目指す方法
など、考え方や治療期間が異なる治療計画が成り立つことがあります。
私たちは、それぞれのメリット・デメリットをご説明し、患者さんが比較しながら選択できるようご提案します。
治療計画は「たたき台」です
患者さんは、最初からご自身の希望をすべて言葉にできるとは限りません。
人は、選択肢があって初めて、自分が本当に望んでいることに気付くことがあります。
そのため私たちは、治療計画をご覧いただくことで、
「ここまで治したい」
「そこまでは必要ない」
「この考え方が自分には合っている」
など、ご自身の価値観を整理していただきたいと考えています。
私たちにとって治療計画は、患者さんと話し合うためのたたき台です。
患者さんと一緒に完成させます
治療計画は、歯科医師だけで完成するものではありません。
診断という見立てと、患者さんの価値観が合わさって初めて、その方に合った治療計画になります。
私たちは、ご質問やご希望を伺いながら、一緒に治療のゴールを整理していきます。
私たちが考える治療計画
私たちは、治療計画とは「治療方法を決めること」ではなく、「患者さんに合った選択肢をご提案すること」だと考えています。
子どもでは、その時期だからこそ最も価値がある方法をご提案すること。
大人では、考え方や治療期間が異なる複数の治療計画をご提示し、その中から患者さんと一緒に最適な方向性を考えること。
そのどちらにも共通しているのは、
あなたにとって無駄がない治療をご提案することです。
それが、私たちが考える治療計画です。