「まず相談だけしたいのですが。」

このようなご希望をいただくことがあります。

しかし私たちは、最初に長時間の治療相談は行っていません。それは、その患者さんにとって本当に価値のあるご提案をするためです。

結論

私たちは、相談を大切にしていないわけではありません。

具体的な治療計画があって初めて、患者さんにとって価値のある相談ができると考えています。

そのため、まずは問診と検査を行い、その結果をもとに診断と治療計画をご提案しています。

一般論では、お役に立てないことがあります

検査を行う前でも、

「マウスピース矯正はできますか」

「どれくらいの期間がかかりますか」

といったご質問に、一般的なお話をすることはできます。

しかし、その患者さんのお口の状態が分からないままでは、

  • 本当にマウスピース矯正が適しているのか
  • どれくらいの期間が必要なのか
  • どこまで治すことが現実的なのか

を具体的にお伝えすることはできません。

私たちは、そのような一般論だけの相談は、患者さんにとって十分な価値があるとは考えていません。

具体的な提案があるから相談できます

問診と検査が終わると、私たちは見立てを共有し、治療計画をご提案します。

その提案をご覧いただくことで、

「この方法が自分には合っている」

「ここまで治したい」

「そこまでは必要ない」

「もう少し短期間の方法はありませんか」

など、ご自身の考えが具体的になっていきます。

つまり、治療計画があるからこそ、具体的な相談ができるのです。

治療計画は話し合いのスタートです

私たちがご提案する治療計画は、最終決定ではありません。

患者さんと一緒に考えるための「たたき台」です。

そのため、ご提案をご覧いただいた後に、ご質問やご希望を伺いながら、一緒に治療の方向性を整理していきます。

私たちは、この時間こそが本当の意味での「相談」だと考えています。

私たちが考える相談

相談とは、歯科医師が答えを伝える時間ではありません。

患者さんが納得して治療を選択できるように、一緒に考える時間です。

そのためには、

  • 問診で患者さんの価値観を理解すること
  • 検査でお口の状態を把握すること
  • 見立てを共有すること
  • 治療計画をご提案すること

という順番が大切になります。

私たちは、相談を後回しにしているのではありません。

患者さんにとって最も価値のある相談をするために、この順番を大切にしています。