「矯正治療はどれくらいかかりますか?」
最も多くいただくご質問です。
しかし、治療期間は装置だけで決まるものではありません。
どこまで治すのか、どのような治療を目指すのかによって変わります。
結論
治療期間には、
**「治療計画期間」**と
「治療完了期間」
があります。
治療計画期間は、どこまで治すかというゴールで決まります。
治療完了期間は、装着状況や治療中の経過によって変わります。
治療計画期間と治療完了期間は違います
診断を行うと、まず治療計画をご提案します。
その時点で、「どこまで治すか」が決まるため、治療計画期間も決まります。
一方、実際の治療では、マウスピースの装着状況や歯の動き方、治療中の追加希望などによって、治療完了までの期間は変わります。
そのため、私たちは治療計画期間と治療完了期間を分けて考えています。
当院では、約5割の患者さんが治療計画どおりの期間で治療を完了されています。
約8割の患者さんは、その2倍以内の期間で治療を完了されています。
一方で、転居や受験、妊娠・出産、装着時間の不足、追加治療などの特別な事情により、約1〜2割の患者さんでは当初の計画より長い期間が必要になることがあります。
当院で最も多いのは3か月プランです
当院では、約6割の患者さんが3か月プランを選択されています。
半年プランは約2〜3割、1年プランは約1〜2割です。
これは、3か月プランをおすすめしているからではありません。
診断の結果として、3か月で目的を達成できる患者さんが最も多いため、この割合になっています。
私たちは、必要以上に歯を動かさず、患者さんにとって価値のある改善を目指しています。
その結果として、3か月プランが最も多くなっています。
3か月プラン
3か月プランは、前歯を中心とした改善や、比較的少ない歯の移動で目的を達成できる場合にご提案しています。
診断の結果として、必要な歯だけを動かせば目的を達成できる治療計画です。
半年プラン
半年プランは、歯列全体のバランスや、かみ合わせまで改善した方がよい場合にご提案することが多くなります。
歯の移動量が増えるため、3か月プランより治療期間は長くなりますが、患者さんにとって価値のある改善を目指すために必要な期間です。
1年プラン
1年プランは、歯を大きく動かす必要がある場合や、抜歯を伴う場合、安全のために慎重に歯を動かした方がよい場合などにご提案しています。
治療期間が長いことが目的ではありません。
治療目標を達成するために必要な期間をご提案しています。
治療期間が長くなる理由
治療期間が長くなる理由はさまざまです。
例えば、
- マウスピースの装着時間が不足した
- 歯の動きが計画より遅かった
- 治療中に追加で治したいところが見つかった
- 転居や受験などで通院が難しくなった
などがあります。
私たちは、治療中も経過を確認しながら、必要に応じて治療計画を見直しています。
通院頻度
マウスピース矯正では、マウスピースが計画どおりに適合していれば、通院回数を減らすことができます。
当院ではスマホモニタリングを活用し、来院と来院の間も歯の動きやマウスピースの適合状態を確認しています。
通院回数は減りますが、観察回数は増えます。
私たちは、通院回数を減らしながら観察回数を増やすことで、患者さんの負担を減らし、安全性も高められると考えています。
私たちが考える治療期間
私たちは、長い治療が良い治療だとも、短い治療が良い治療だとも考えていません。
患者さんにとって価値のあるゴールを設定し、そのために必要な期間だけ治療すること。
それが、私たちが考える治療期間です。
そして、その治療計画を患者さんと一緒に実現していくことが、私たちの役割だと考えています。