矯正治療は、歯ならびが整ったら終わりではありません。

整った歯ならびを長く維持するためには、保定が必要です。

私たちは、保定も矯正治療の一部だと考えています。

結論

保定の目的は、歯ならびを一生変えないことではありません。

歯ならびの変化をできるだけ少なくし、長く安定した状態を維持することです。

歯ならびは変化します

歯は一生同じ位置にあるわけではありません。

年齢とともに、

  • かみ合わせ
  • 歯周組織
  • 歯の摩耗

などが変化します。

そのため、矯正治療を行った方だけでなく、矯正治療を受けていない方でも歯ならびは少しずつ変化していきます。

保定装置を使います

歯ならびが整った後は、保定装置(リテーナー)を使用します。

当院では、

最初は昼夜とも装着していただき、

歯ならびが安定してきたら、夜間だけの装着へ移行します。

その後も、歯ならびを維持したい間は、夜間の装着を続けていただくことをおすすめしています。

保定装置も消耗します

保定装置は永久に使えるものではありません。

長く使用すると、

  • 変形
  • 破損
  • 摩耗

が起こります。

保定装置が合わなくなったまま使い続けるのではなく、歯ならびが変化する前に修理や作り直しを行うことが大切です。

転居しても心配ありません

進学や転勤などで転居されることもあります。

保定装置は、基本的な考え方が大きく変わるものではありません。

現在使用している保定装置が破損した場合や合わなくなった場合には、お近くの矯正歯科で作り直すことも可能です。

私たちは、転居によって保定が続けられなくなることは少ないと考えています。

完璧な保定はありません

どれだけ丁寧に保定を行っても、歯ならびは一生まったく変化しないわけではありません。

これは保定が悪いからではありません。

年齢とともに、お口の中も変化するからです。

私たちは、

完璧に後戻りを防ぐことではなく、

長く安定した歯ならびを維持すること

を目標にしています。

必要であれば再矯正できます

もし保定中に歯ならびが変化したとしても、それで矯正治療が失敗したわけではありません。

必要であれば再矯正を行えばよいと私たちは考えています。

一度かみ合わせのバランスが整っているため、再矯正は短期間で終わることが多く、治療範囲も限られることが少なくありません。

私たちが考える保定

私たちは、保定とは「歯ならびを固定する治療」ではないと考えています。

歯ならびは年齢とともに変化します。

その変化を受け入れながら、できるだけ長く安定した状態を維持し、必要であれば再び整える。

それが、現実的で無駄のない保定だと考えています。

あなたにとって無駄がない治療をご提案すること。

それが、私たちが考える保定です。