AIは歯科医師を置き換えるのでしょうか
最近、「AIが歯科医師の仕事を奪うのでしょうか。」というご質問をいただくことがあります。
私たちの答えは、
「いいえ。ただし、歯科医師の仕事は大きく変わる。」
です。
AIは、私たちにとって競争相手ではありません。
より良い診療を行うための、新しい道具だと考えています。
AIは診断を補助する道具です
現在のAIは、
- 画像を認識すること
- 情報を整理すること
- 文章をまとめること
- 大量のデータを比較すること
を非常に得意としています。
矯正治療でも、画像解析や治療計画の作成、経過観察など、AIが活躍する場面は急速に増えています。
私たちは、この流れはこれからも加速すると考えています。
AIだけでは診断できません
一方で、診断はAIだけではできません。
患者さんが何を望んでいるのか。
どこまで治したいのか。
何に価値を感じているのか。
そのようなことは、問診を通して初めて分かります。
診断とは、画像を見ることではありません。
患者さんのお話を伺い、検査を行い、見立てを共有し、治療計画をご提案すること。
私たちは、その全体が診断だと考えています。
AIによって診療は変わります
AIによって、これまで多くの時間がかかっていた作業は、これからさらに効率化されていくでしょう。
その結果、歯科医師は単純な作業に時間を使うのではなく、
- 診断を考えること
- 治療計画を考えること
- 患者さんと話し合うこと
に、より多くの時間を使えるようになります。
私たちは、それがAIの最も大きな価値だと考えています。
AIは検証を加速させます
私たちは、「良い治療は進化し続ける」と考えています。
そのためには、
観察し、
検証し、
改善することが必要です。
AIは、大量の症例を整理し、比較し、分析することを得意としています。
つまり、治療の検証を今まで以上に速く、正確に行える時代になりました。
これは、患者さんにとっても大きなメリットになると考えています。
私たちはAIを積極的に活用しています
私たちは、AIを診療にも、教育にも、情報発信にも活用しています。
ただし、AIが出した答えをそのまま採用することはありません。
実際の診療で観察し、
検証し、
改善する。
その過程を経て、患者さんにとって価値があると判断したものだけを取り入れています。
AIは答えではありません。
より良い答えへ近づくための道具です。
私たちがお伝えしたいこと
私たちは、AIによって歯科医師が不要になるとは考えていません。
一方で、AIを活用できる歯科医師と、活用しない歯科医師では、診療の質やスピードに大きな違いが生まれていくと考えています。
だからこそ私たちは、新しい技術を学び続けます。
そして、AIに任せられることはAIに任せ、人だからこそできる診断や提案、患者さんとの対話に、より多くの時間を使いたいと考えています。
AIを使うことが目的ではありません。
患者さんにとって、より価値のある診療を実現すること。
それが、私たちがAIに期待していることです。