ワイヤー矯正は、長い歴史を持つ伝統的な矯正治療です。

現在ではマウスピース矯正が広く普及していますが、ワイヤー矯正は現在でもスタンダードと呼ぶにふさわしい、高性能な矯正治療です。

結論

ワイヤー矯正は、マウスピース矯正より劣っている治療ではありません。

それぞれに得意なことと苦手なことがあり、個性が異なる矯正装置です。

私たちは、その個性を理解し、患者さんにとって最も価値のある方法をご提案しています。

ワイヤー矯正だからできることがあります

ワイヤー矯正には、現在でも他の矯正方法には真似のできない得意分野があります。

特に、ねじれた歯(捻転)を整えることや、埋まっている歯・生えてこない歯を引っ張り出すことについては、非常に高い能力を発揮します。

また、装置が歯に固定されているため、患者さんの装着時間に左右されることなく治療が進むことも大きな利点です。

ワイヤー矯正が苦手なこともあります

一方で、ワイヤー矯正にも苦手なことがあります。

例えば、

  • 歯列を広げること
  • 治療結果を事前にシミュレーションすること

は、マウスピース矯正ほど得意ではありません。

また、装置が見えることや、装着感、清掃のしやすさなどから、日常生活で負担を感じる患者さんも少なくありません。

優劣ではなく、個性が違います

私たちは、マウスピース矯正がワイヤー矯正より優れているとは考えていません。

どちらも現在の矯正治療を代表する高性能な装置であり、それぞれに得意なことと苦手なことがあります。

ワイヤー矯正は、捻転した歯を整えることや、埋まっている歯を引っ張り出すことを得意としています。

一方、マウスピース矯正は、デジタル技術を活用した治療計画の作成、歯列の拡大、治療結果のシミュレーション、通院回数を減らしやすい診療システムなどを得意としています。

私たちは、「マウスピースだから」「ワイヤーだから」と治療方法を決めることはありません。

それぞれの個性を理解し、その患者さんにとって最も価値を発揮できる場面で使うこと。

それが大切だと考えています。

必要であれば組み合わせます

実際の診療では、一つの装置だけですべてを行うとは限りません。

ワイヤー矯正で歯を動かした方が効果的な部分はワイヤー矯正を使い、その後はマウスピース矯正へ移行することもあります。

反対に、マウスピース矯正を主体に進めながら、一部だけワイヤー矯正を併用することもあります。

装置を選ぶことが目的ではありません。

患者さんにとって最も効果的で、最も無駄がない治療を実現することが目的です。

私たちが考えるワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、現在でもスタンダードと呼ぶにふさわしい高性能な矯正治療です。

マウスピース矯正にも、ワイヤー矯正にも、それぞれにしかできないことがあります。

私たちは、どちらか一方を選ぶのではなく、それぞれの個性を理解し、その患者さんに最も適した方法を選択することを大切にしています。

必要であれば両者を組み合わせ、それぞれの長所を最大限に生かすことで、より効果的で、より無駄のない矯正治療をご提案しています。

あなたにとって無駄がない治療をご提案すること。

それが、私たちが考えるワイヤー矯正です。